宇宙開発期のレトロ・フューチャーなSFセンスを色濃く反映させたSPACEMAN EFFECTSの製品は、当時の機器同様のフルアナログで製作されるのが最大の売り。
筐体にも一般的なシャーシは用いず、全てUSAメイドに拘る徹底っぷりは当時冷戦中のNASAを彷彿とさせます。

前回入荷分が即完売してしまった極上ゲルマニウムファズが奇跡の再入荷！
Sputnik III はヴィンテージのソビエト製ゲルマニウムトランジスタを使用したユニークなファズペダルです。
非常に幅広いファズトーンを提供し、スムース、ザラザラ、ヴィンテージ、モダン、ベルクロファズから発振やノイズまで自由に制御可能です。
ハイゲインでも音がダマにならず非常に分離感がありコードワークでも十分使える、むしろ使いたくなるサウンド。
ボリュームへの追従も申し分なく、セッティングによって鈴鳴りクリーン～クランチやラジオのようなローファイサウンドまで出せちゃいます。

ゲルマニウムファズとしては非常に安定感のあるサウンドですが、器用貧乏では無くどのポジションでも最良のサウンドが得られるよう設計されており、さらにDRIFTモードという破壊的機能がこのペダルにユニークな個性を与えています。

DRIFTモードは本体左側のフットスイッチで操作可能で、ラッチとモーメンタリの切り替えもできます。
DRIFTモード時はSCANコントロール及びCALIBRATEコントロールが密接に相互作用し破壊的なノイズ、フィードバックetc...予測不能なサウンドですが感性を刺激される非常に音楽的な機能だと感じました。

またこのペダルのこだわりポイントの一つとしてトランスを使用したピックアップシミュレーションが組み込まれている点です。
簡単に説明いたしますと、一般的なファズペダルはギターから直接繋がれたのハイインピーダンス信号の入力で良いサウンドが得られるように設計されています。（例外は山ほどありますので参考程度に。。）
その反面、ファズの前にアクティブピックアップ搭載ギターや他のペダルやバッファーをつないだ場合（ローインピーダンス入力の状態）、音の変化が顕著に表れてしまうのがファズの宿命であり、そのサウンドは大抵は悪い方向に変化してしまいます。

そこで活躍するのがこのピックアップシュミレーションです。
トランスとコンデンサを用いてギターピックアップとシールドの静電容量をエミュレートし、ギターを直でつないだかのようなインピーダンス及び周波数特性を作り出すことで、どんなギターをつないでもシグナルチェインのどこに配置しても最良のサウンドが得られるようになるのです。

その名の通りペダルの内部でピックアップの特性をシュミレートすることで、通常のファズペダルでは諦めざるを得ない使用方法も現実的なサウンドで使うことができます。


ユニークなだけじゃない、非常に実用的でサウンドクオリティも申し分ないファズペダル。
SPACEMANのフラッグシップファズペダルの名は伊達じゃありません。
ぜひお試しください！

コントロール

●SIGNAL　アウトプットボリューム

●RANGE　ファズゲイン

●CALIBRATE　フィルタートグルスイッチと連動したトーンコントロール

●FILTER Toggle 　異なるロールオフ帯域を選択します

●SCAN　発振する帯域やボリュームをコントロールするカオスなノブ（DRIFTモード時のみ動作）

●DRIFT Footswitch　サウンドに破壊をもたらすモード
　　　　　　　　　フットスイッチを押し込んだ状態で電源を入れることでモーメンタリスイッチに切り替わります。

●BYPASS　トゥルーバイパスのソフトスイッチでノイズレスな切り替えを可能としています。


安定化されたセンターマイナス9V電源でのみ使用してください。
最大消費電流 58mA
日本語説明書は付属いたしません。
当社WTG保証つき。