12AU7真空管搭載で大人気のブースターに内部で100Vに昇圧することでさらなる進化を遂げた「2S」が登場！

既存のTube Boosterは9Vでの駆動でしたが、パワーアップした2Sでは内部で100V昇圧することで、9VDC電源での駆動という簡便さと、100Vでの真空管サウンドを両立しました。

ゲインコントロールはより一層可変域を広げ、ユニティに限りなく近いローゲインから、今まで以上に力強いハイゲインまで作り出します。

見た目の通り回路の心臓部に真空管を使用し、アウトプットされるのは100%のチューブサウンド。
真空管特有の適度なコンプレッション感やサチュレーション、バイト感をサウンドに付与しオンにするだけで明らかにサウンドが太くなります。
ブーストを上げていけば音量というよりも音圧が増していく印象でアンサンブルの中でもう一歩前に出たい時に踏むと非常に効果的でしょう。

ブーストをゼロにするとほぼユニティゲインに近く、原音に僅かにゲインを足したような雰囲気。
この状態で常時オンにすることで、今のサウンドに真空管特有の太さやサチュレーションをプラスできます。
ベースではこの使い方が超オススメで、現在のシステムでどうしてもデジタルくささが抜けない場合やもうひと押しサウンドに太さや押し出し感が欲しい時に効果抜群です！
ギターではトランジスタアンプに合わせてあげると、トランジスタ特有のいまいち平面的になりがちなサウンドを非常に奥行きのある有機的なサウンドへシフトアップしてくれます。

しかし、このペダルの製作意図は真空管バッファーにあらず。
チューブアンプをプッシュしてこそ、その真価が発揮されます。
このペダルでプッシュされるのは音量だけでなく、音圧や粘り感。
煌びやかなクリーンを粘りのある絶妙なクランチにプッシュしたり甘いクランチサウンドをもう一段階ドライブさせる使い方こそ至高であると感じました。
あたかもお持ちのアンプに真空管ブーストチャンネルが最初から付いていたかのような自然なマッチング、ブースト感でプッシュしてくれます。

話題性だけ先行してしまってそのサウンドはいまいち、、、というペダルでは決してありません。
本当に良いと思えるサウンドに到達するために一切の妥協なく製作されたペダルです。

真空管バッファー・プリアンプとしてもブースターとしても優秀な1台です。
今までのペダルでは経験することのできなかったサウンドを是非お試しください。



Spec
＊Erectro-Harmonix社の真空管（12AU7 EH）を採用。
＊真空管を外装、デザイン性を損なうことなくコンパクトサイズを実現。
＊ゲインコントロールとフットスイッチのみのシンプルなインターフェース。（内部コントロールにより音量・トーンのセッティング可能。）
＊音響用コンデンサ・金属皮膜抵抗等、ひとつひとつ厳選したパーツを使用。
＊トゥルーバイパススイッチング方式。
＊真空管直下のLEDランプによるオンオフ表示。

大きさ 約 60.5x77.5x102mm
重さ 約240g
電源 入力電圧 DC9-12V (2.1mmDCジャック センターマイナス)
消費電流 約200mA
入出力端子 6.3mmモノラルジャック