こちらはEVA電子のPhase Control System PHC-2です。
同メーカーのバッファーであるSound Stabilizer SS-2に位相切り替えスイッチを搭載した本機。
ハイクオリティのバッファーで最適の音質を得つつ、位相を整えることでバンドアンサンブルの中でも埋もれずに抜けてくるサウンドを得ることができます。

以下、バッファー説明・使用感
ギターから本機、アンプとシンプルに繋いでみたサウンドの印象ですが、かなり音が変わります。
変わると言っても嫌味なクセやバッファー感があるわけでなく、あくまで自然な変化。
アンプ直でギターを繋いだ時より音像がはっきりとし倍音感が増したサウンドに。
コード弾きでは各弦のなりがしっかりと聞き取ることができるようになり、自然な分離感を得ることができます。
単音ではハリとコシが付加され、より明瞭に音が耳に入り込んできます。

さながらワンランク上のアンプを鳴らしたような印象ですが、この音こそがギターやアンプ本来のサウンドであることに気づかされました。

トゥルーバイパス のエフェクターの前に接続することで、エフェクターオフ時にハイインピーダンスのまま信号が通過してしまうことを避けることもできます。


また、18V駆動にも対応しておりサウンドのレスポンスが向上し、上記のような効果がさらに色濃く感じることができます。

続いて位相切り替え機能ですが、本機単体ではあまり効果が感じられないと思います。
実際切り替えて試してみましたが、何か変わっているのはわかりますが大きな変化は感じられませんでした。
この機能が活きてくるのは実際にアンサンブルの中で音を鳴らす時です。
スタジオや、ライブ等他の楽器がなっている中で位相を切り替えてみてください。
その聞こえ方は大きく変わってくると思います。
他の楽器と位相を合わせることで、音量を上げることなく音が抜けてきて埋もれることはありません。
このペダルを使用してライブをした日には、もうこのペダルを手放せなくなっていることでしょう！


楽器やアンプ、エフェクターの本来の実力を引き出し、スタジオやライブなど実践的なシチュエーションで本領を発揮することのできる本機をぜひお試しください！

以下、メーカー説明

Sound Stabilizer SS-2に位相切り替えスイッチを搭載したモデルです。
スイッチの位置がノーマルの場合は入力した信号と同じ位相の信号をアウトプットジャックより出力いたします。

インプット部分にはハイインピーダンスとローインピーダンスの入力を切り替えるための端子を内蔵させています。
接続場所により適切なインピーダンスで動作させるとお持ちの機材の性能を最大限に引き出すことが可能となります。

ギター・ベース・キーボード等の位相切り替えや音響機器の位相切り替えにお勧めいたします。
音響機器の標準レベルである＋４dbに対応いたします。

楽器アンプや非バランス音響機器でのご使用時はアンバランス接続となります。
信号はローインピーダンスで出力させています。

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