大阪を象徴する河川である淀川。枚方市付近の鮮やかなカラーをイメージしました。

大阪に拠点を構えるギター工房Infinite。
そんなInfiniteから今回は非常にシンプルかつ実用的なスペックの1本をオーダー。
Trad STシリーズはミディアムスケールに加えて、一般的なSTシェイプから若干のダウンサイジングで取り回しが良く、抜群の使い勝手を誇ります。

木材組成は一般的なアルダー2Pボディにメイプルネック、インドローズ指板をチョイスし、特に奇を衒うことなくシンプルにまとめあげました。
ネックシェイプはTrad STシリーズ標準のSlim Cを採用。
握りやすく自然と手に馴染みます。

PUは新開発のInfiniteオリジナルからサウンドのバランスが良いHybridシリーズをSSHで搭載。
トーンポットのプッシュプルでリアハムバッカー のコイルタップが可能。
昔ながらのSTらしさもどこか漂いつつも、全体的にはInfiniteらしい均整の取れた扱いやすいサウンドに収束しています。

パーツ類もTrad STの標準仕様を踏襲。
ブリッジはGOTOH 510Tシリーズに2点支持かつプレートサドル仕様のSF1を搭載。
2点支持特有の滑らかなアーミングに加え、GOTOH 510シリーズの堅牢性、さらにプレートサドルによってモダンすぎない質感と、バランスの良さが光ります。

ペグは同じくGOTOH製のSG381をチョイス。
こちらもTrad STの標準ですが、あえて別の品番にする必要もないベストチョイス。

そしてカラーリングはInfiniteオリジナルカラーチャートから淀川ことYodo River Blue。

淀川といえば大阪を代表する一級河川。
その源流は滋賀県の琵琶湖にまで遡り、滋賀県内では瀬田川、京都府では宇治川、そして大阪府で淀川と名前を変え、桂川や木津川と合流しながら大阪湾、瀬戸内海に流れ込みます。

古くから灌漑や農作業に活用され、時に暴れ川として恐れられながらも、近畿地方の代表的な河川である淀川。
夏には花火大会の会場にされることもありますね。

そんな淀川が一体”何色”なのか、というのは場所や天候に大きく左右されるため、厳密な答えを提示することは難しいでしょう。

今回は淀川のうち、枚方市付近を流れる淀川を晴れた日に親水公園などから眺めたような、キラッと光る夏の川辺をイメージしました。

SPEC
Body : Alder 2P
Neck : Maple (Slim C)
Fingerboard : Indian Rosewood (10-14R)
Frets : Jescar 47095-SS (22F)
PU : Infinite Hybrid
Control : 1V, 1T(Coiltap), 3Way-Selector
Bridge : GOTOH 510T-SF1
Tuner : GOTOH SG381
約3.4kg